天地有情
2011-03-16


ブログの更新が止まっています。
頭の中がそういう状況ではないからですが、本当はこういう時こそ動じないで、「日常」を維持することが大切なのかもしれません。

人類の歴史はざっと200万年。だとすれば、1000年に1度の大災害といえども、すでに2000回は経験しているはずで、それを乗り越えたから今があるわけです。地震も津波も、そも何するものぞ。

…と、自分が本気でそんなことを言ったら、私は自分のことを不気味に思うか、少なくとも信用できない人間だと思うことでしょう。こういうときは、迷い、うろたえ、涙を流し、それでも歯を食いしばって生きようと思ってこそ、人間なんじゃないでしょうか。

とは言え、今日ふと気づいたことがあります。
そうやって右往左往している間にも、木々の芽はふくらみ、枯れ草の間に青い物が鮮やかに見えたことです。まこと自然の営みは日々休むことがありません。

天空の巡りもそうですね。
被災地の方は、夜をいったいどんな思いで過ごされているのでしょうか。
ぐったりと疲れ、泥のように眠りたくても、寒さが足元から這い上がって、眠ることもままならない方も大勢いらっしゃることと拝察します。

寒さに耐えかねて身を起こした時、目に飛び込んできた星々が、せめていっときの慰藉を与えてくれればと、祈るような気持ちでいます。
[その他]

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