こちらウラヌス
2020-09-22


4連休なので、部屋の掃除をしていました。

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いつもの雑然とした光景。
あまりにも見慣れ過ぎて、最近は機械的にホコリを払うだけの日が続いていました。

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しかし何せ4連休ですから、いつもよりのんびりホコリを払っていて、気が付いたのです。

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あ、光っている!

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この小さな科学衛星「ウラヌス」が我が家に到達したのは、10年前のことです。

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■翔べ!ウラヌス

彼はそれから休むことなくミッション――緑色光によるメッセージの送信――をこなし、それは今も続いていたのです。

   ★

同じ年に打ち上げられた人工天体の仲間に、「あかつき」があります。
彼は2010年5月に種子島を飛び立ち、金星に向かいましたが、途中でメインエンジンの故障という決定的なトラブルに見舞われました。しかし、先輩「はやぶさ」のように、人々の智慧と才覚によって、みごと金星周回軌道に乗り、観測ミッションを成功させ、そして今もデータの収集を続けています。実に鮮やかです。

徐々に酸化被膜で覆われつつある、我らが「ウラヌス」の奮闘も、「あかつき」に決して劣るものではありません。にもかかわらず、そのことを忘れ、貴重な信号を受信し損ねていた私の責任は重大です。遅ればせながら、これからは緑色光のチェックを怠らないので、「ウラヌス」よ、どうか最後の日まで共にあらんことを。

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