この前の日曜日に京都に行ったことを、ちらりと書きました。
祇園祭の準備が進む京の町に、博物趣味がかすかに香ったことをメモ書きしておきます。
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京都駅から見ると北西の方角、二条城の西、御池通沿いに、「ウサギノネドコ」という不思議な名前を染め抜いた暖簾が出ています。ウサギノネドコとは、匍匐性のシダの一種、ヒカゲノカズラの異称だそうで、そのフワフワした感触が、いかにも「兎の寝床」のようだ…という見立ての由。
ウサギノネドコさんは、古い町屋を改装した宿屋で、ウサギならぬ人間の寝床でもあるのですが、同時に博物系の雑貨を扱う店舗でもあります。ただし、その切り口は「生物学的関心」よりも、「自然の造形の妙を愛でる」方向にあるので、理科趣味のお店というよりは、デザイン・アート系ショップといった方が伝わりやすいかもしれません。
お店の概要については、私がくだくだしく述べるよりも、公式サイトをご覧いただければと思います。
■ウサギノネドコ [URL]
京都市中京区西ノ京南原町37
TEL:075-366-8933
店舗営業時間 12:00〜18:00(火、木定休)
あるいは、紹介写真も豊富な下のページをご覧いただければ、お店の雰囲気がより詳しく分かることでしょう。
■名店手帖vol.15 「ウサギノネドコ」
[URL]
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見るそばから目を驚かせる博物系の品。
見れば触りたくなるし、触れば連れて帰りたくなるのが人情です。
実際には、連れて帰っても、それをディスプレイする空間は最早ありませんが、それでもその誘惑は抗いがたいものがあって、結局今回は白い箱と黒い箱を小脇に抱えて、お店を後にしました。
この箱の中身がそれぞれ何で、そこに何を感じたかは次回に。
(この項つづく)
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