再度の大型台風接近が気になります。
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いくぶん心理的余裕を失っていましたが、少しずつ記事を再開します。
といって、格別話題もないので、部屋の写真を載せます。
部屋の隅の物置のような一角。
いかにも混沌としていますが、混沌はむしろ望むところで、問題とはなりません。
それよりも、この場所は以前も写真に撮った記憶がありますが、そのときと明らかに変化している部分があって、それが自分としてはちょっと寂しく感じます。
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この場所には、かつて人体骨格模型と並んで、130ミリ反射望遠鏡が置かれていました。それをこの夏、手放しました。
もともと稼働率が著しく低く、取り回しの上からも、ベランダ観望には不向きだったのですが(そもそも南向きのベランダでは正確に極軸合わせができない)、いつかまた使う日が来るかもしれないと、ずっと部屋に置いていました。でも、増え続けるモノの圧力はいかんともしがたく、しかも古いモノばかり増えてくると、他とのアンバランスさも目立つようになり、思い切って処分を決断しました。
愛すべきニュートン式反射赤道儀。
あれを買った当時(前世紀末)、すでに自動導入装置付きシュミットカセグレン式望遠鏡の波は日本にも押し寄せていましたが、あまりそういうことは意識せず、再び天文趣味に目覚めた自分が、まっさきに思い浮かべたのは、子供のころ憧れたあのシルエットでした。
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たしかに寂しくはあります。
これで、今も残る星見の友は、30ミリの双眼鏡と、子供向けの60ミリ屈折望遠鏡だけになりました。でも、宝石箱のようにきらめくヒアデスとプレアデス、白く煙るオリオン星雲を眺めるには、それで十分です。
彼らはすでに深更には姿を見せています。彼らが空の主役となり、吐く息が白くなる季節まで、あと少し―。
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