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腰痛が再発したため、今日は一日安静にしていました。
おかげで、何をするでもなく、ゴロゴロ本を読むだけという「結構なご身分」を満喫したのですが、今日手に取った本は、以前古本屋で買ってそのままになっていた、『ケプラーの憂鬱』 (ジョン・バンヴィル著、高橋和久・小熊玲子訳、工作舎、1991)。原著は1981年に出て、当時かなり評判になった本だそうです。
家庭的不和、宗教的軋轢、宇宙の秘密を解き明かしたいという灼け付くような欲望、師匠であるティコ・ブラーエとの葛藤―。人間ケプラーを生々しく描いた伝記小説…ということのようですが、まだ途中読みなので、きちんとした内容紹介は不能。
小説の中では、ケプラーがすぐに体調を崩す虚弱な男として描かれていて、腰痛持ちの身としては、それだけで容易に感情移入してしまいます。
ともあれ、しばらくは通勤電車の中で退屈せずに済みそうです。
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