ホグワーツの情景…魔術と科学
2007-04-01


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ガリレオも、デロールも、話の途中ですが、またまた寄り道です。

昨晩、テレビで「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の映画を、子どもと見ました。昨夜は時ならぬ春の嵐。わが家の上空には何度も稲光がして、雷鳴がとどろいたのですが、そんな中で見た、ディメンターと呼ばれる黒衣の幽鬼が画面を乱れ飛ぶ映像は、なかなか凄みがありました。

さて、ストーリーもさることながら、私がひそかに注視していたのが、作中のルーピン先生(闇の魔術に対する防衛術担当)の教室で、これまでの作品でも、ダンブルドア校長の部屋や、図書館など、あの映画のセットには、心惹かれるシーンが多々ありました。

天球儀やアーミラリースフィアをはじめとする、古風な天文機器の数々。怪しげな薬物の入ったガラス瓶が並ぶ様。髑髏や奇怪な生物の骨格。埃の積った古書の山、山、山。

ホグワーツの校内風景が理科室趣味と相通ずるのは、そもそも科学が魔術から生まれたからであり、多くの人にとっては、依然魔術めいた存在であり続けているからなのでしょう。

そんなことを思いながら見ていました。今夏公開の次作も楽しみです。

(写真はホグワーツでなく、ダブリンにあるトリニティ・カレッジの図書館です。 出典:[URL]
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