(上と同じく図中の「南」が、真北の方角になります)
はくちょう座が地平線の近くを低く飛び、日本の北の空を彩る周極星(北斗やカシオペヤ)は、常に地平線下にあって、決して見ることのできない「幻の星座」であることも分かります。
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デザイン的には地味ですが、端正な表情をした、機能的にも興味深い佳品です。
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(※)メモ:恒星社について
恒星社は「恒星社厚生閣」が正式名称ですが、私は「恒星社」の下に引っ付いている「厚生閣」というのが何なのか、今一つ分かっていませんでした。さっき調べたら、下のブログにその経緯が詳しく書かれており、結論から言うと、両者はもともと別の会社です。
しかし、人的つながりや、業務上の関係が以前からあって、戦時下の企業統合で合併したまま今に至っている由。さらに、恒星社を起こした土居客郎(1899−1966)は、「土井伊惣太(どい・いそうた)の別名で活動していたことも、これを読んで初めて知りました。
■出版・読書メモランダム:
古本夜話739 土居客郎、恒星社、渡辺敏夫『暦』
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