暑い夏を熱くする政治の話題も大切ですが、今日は涼しくペンギンの話。
ガラスシャーレに載っているのは、「ペンギンの翼」
…という名前の二枚貝です。
和名はマベガイ。養殖真珠の母貝であるアコヤガイとは、同じウグイスガイ科の兄弟、そして食用にされるカキ(こちらは同じカキ目のイタボガキ科)とは、従兄弟のような関係になります。
学名の「Pteria penguin」は文字通り「ペンギンの翼」の意味で、英名も「ペンギンズ・ウィング・オイスター」。その名の由来については、説明不要でしょう。まさに名は体を表す。
この貝殻は磨きをかけてあるので、裏も表も美しい遊色が出ています。
まさに極地に出現するオーロラのようです。
その美しさから、マベガイは貝細工の原料とされ、また真珠母貝としても利用される由。
実際の生息地は南極ではなくて、温暖な西太平洋〜インド洋です。
まあ、その出自は寒暑いずれにせよ、夏こそ恋しくなる海からの贈り物。
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