マッチをくわえた「月の男」(その2)
2017-11-06


昨日のつづき。

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今日の「月の男」は白銀の月です。
ただし金満家ではないので、純銀ではなくて銀メッキ。

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頭がパカッと開いて、中にマッチ棒が入るようになっているのは、昨日の「赤銅の月」と同じです。(大きさは昨日のより微妙に大きくて、高さは5.5cmあります。)

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それにしても、この月は悲し気です。
涙さえぽろぽろ流して、見ている方が辛くなるほどです。
いったい何がそれほど悲しいのか?

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でも、同情したのもつかの間、裏を返せばこんな表情。
こちらは憎々しいまでの笑みを、顔一面に浮かべています。

   ★

月は見る人の心を映す鏡なので、時に応じて楽しくも、悲しくも、優しくも、不気味にも眺められます。実際、これまで記事で取り上げたムーンマンたちの表情は、実にさまざまでした。

このヴェスタの場合、三日月(左向きの顔)は、これから満月に向う上り坂なので満面の笑顔、有明月(右向きの顔)は、徐々に身が細り、消えてなくなる寸前なので泣き顔…ということかな、と思います。

   ★

このヴェスタを正面から見たら?と気になる方もいるでしょう。

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正面に回ると、こんなふうに泣き顔と笑い顔が、半々に接合されているのが分かります。まるでアシュラ男爵のようですが、確かにこの「月の男」、性格に裏表がありすぎて、いかにも曲者くさいです。

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