心のかはず天にきこゆる
2017-06-08


全国的に梅雨入り。
でも、昼過ぎには雨も上がり、帰り道には真珠色の月が光っていました。

   ★

今日の「天声人語」は、雨にちなんでの記事でした。

私もカエルが好きです。カエルにどんな感じを抱くかは人それぞれでしょうが、子ども時代の私にとって、カエルは自然そのものの象徴――より正確には、当時憧れた「いなか」の象徴――でした(何と言っても昆虫少年でしたから)。

 砂泥質の水底に光が揺らめく中を泳ぐオタマジャクシの群れ。
 アカガエルの卵塊を手ですくったときの、くすぐったい感触。
 水稲の青と競うトノサマガエルの鮮緑の斑紋。

ウシガエルの大きなオタマジャクシを飼っていた時は、どんなに大きなカエルになるのだろうと楽しみでしたが、何だかカエルに近づくにつれて、だんだん身体が小さくなっていくのでガッカリした…なんていう幼い思い出に共感してくださる方も、きっといらっしゃるでしょう。

禺画像]

そして、これが今いる部屋の隅に座っている蛙です。
いわゆる「教育玩具」なのでしょうが、「4D VISION」という動物模型シリーズの1つ。


禺画像]

きっと3次元の生物も、4次元方向から見れば、こんなふうに中身が丸見えなんだよ…という意味で、「4D」と銘打ったのでしょう。いわば高次元生物の視知覚の疑似体験です。


禺画像]

まあ、これはこれで面白いんですが、やっぱり今の自分は、生き生きとした自然からは遠ざかっているなあ…という反省と、それを寂しく思う気持ちがあります。


禺画像]
(今日の「天声人語」 冒頭)

[動・植物]
[玩具・ゲーム]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット