空の旅(4)…オリエントの石板とアストロラーベ

コメント(全4件)
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S.U ― 2017-04-17 07:20
星座、天文早見盤の類は、農業や墳墓と並んで実体物につながる文化遺産としては世界最古のものと思いますが、ほぼ同型の物がいまだに「現行」として通用していて、間違いなく「解読」できるところがすごいと思います。
 
 またも質問であります。
 このアストロラーベの唐草模様のようなものは何なのでしょうか。単なる飾りなのでしょうか。そうだとすると、ここまで多くなくとも、下の盤が相当見にくくなるだけのように思います。
玉青 ― 2017-04-18 23:12
唐草の葉先は恒星のポインター、葉っぱは星名を表示するスペースで、なかなか洒落た工夫だと思いますが、確かに下の目盛りは読み取りにくいですね。まあ、これも金属素材を用いたことによる限界であり、如何ともし難いところでしょう。透明なプラ板さえ使うことができれば、古の工人も悩まなかったと思いますが、でも今にして思えば、そうはならなくて本当に良かったなあ…と、華麗な唐草を前に思います。(^J^)
S.U ― 2017-04-19 07:17
>唐草の葉先は恒星のポインター
ありがとうございます。そうでしたね。葉っぱの先が恒星であるというのは、どこかで聞いた気がします。しかし、星名を記すために下の目盛りが読み取りにくくなっているなら本末転倒ですね(笑)。

>透明なプラ板
 そういや早見盤の類に、ガラスや水晶を使った物をあまり見ないようですが、かえって光が屈折して見えないからでしょうか。高価にはなりますが、どうせ天文機器はどれも高価ですよね。
玉青 ― 2017-04-20 07:08
ガラスや水晶の早見盤は、往時の技術でも実現可能だったと思いますが、その存在を見聞きしたことはありません。もしも在るのなら、ぜひ見てみたいです。実に美しいものでしょうね。

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