国家百年の計はいずこに在りや
2015-04-04


それにしても人を馬鹿にした話です。

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今年の2月14日の記事の冒頭より。

非正規雇用は現代の「水呑み」であり、正社員は「本百姓」である。
そして、為政者は絶えず百姓を「生かさぬよう、殺さぬよう」搾り取ろうと虎視眈眈としている。
…そう考えれば、眼前の事態の8割がたは正しく記述していると確信します。

残業代ゼロ法案が閣議決定されたことで、今やその確信は10割に達しました。

まず年収1000万円以上という、庶民には実感の薄い数字を看板に掲げて、だまし討ち的に制度を成立させてしまおうという、そのやり口がいかにも汚いです。まさに欲の透けて見えるフット・イン・ザ・ドア。

いったん制度が成立すればしめたもので、800万、600万、400万…とハードルを下げるのは、お茶の子さいさいですから、あとはむしりたい放題。そんなことは子供でも分かる話ですが、そこは朝三暮四の常で、相手の悪知恵が一段まさっていることを認めないわけにはいきません。

   ★

いったいそんなに悪知恵を働かせて、この国をどうしたいのか。
辞書を引くと、こういう人を「奸賊」と呼ぶらしいです。


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