天文学史のイベント2題(その2)
2015-02-06


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○日時: 2月5日(木)〜2月22日(日)  9:30〜17:00 
○主な展示物: イトカワの石(微粒子)実物 大きさ 55マイクロメートル

以下、引用。

小惑星イトカワの石(微粒子)の実物を、関西で初公開します。
これは、2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」により世界で初めてもたらされた、小惑星の試料です。来館者には、この地球外の物質を顕微鏡で直接観察していただきます。
また、あわせて、世界で初めて小惑星の石(微粒子)を地球に持ち帰った「はやぶさ」の地球帰還に関する資料や隕石などの地球外物質に関する展示も展開します。

「マイクロメートル」のことを、私は今でも「ミクロン」と脳内変換するんですが、55ミクロンといえば0.055ミリ。グーグルの教えるところによれば、ヒトの毛の平均の幅が80マイクロメートルだそうですから、毛をスパッと切って、その上に余裕で乗っかるぐらいの大きさです。

しかし、この一粒の資料を持ち帰るために、人々とハヤブサが経験したものの総量を考えると、これこそまさに「偉大なる微塵」と呼ぶにふさわしい。

   ★

江戸の苦闘、平成の苦闘。
人は苦闘を重ねて、宇宙に挑んできたことが、モノを通して実感される催しです。

と同時に、この200年足らずの間に生じた技術的革新に、改めて目を見張ります。
その変革もまた苦闘の連続から生まれたのであり、あまり苦闘していない自分としては、後ろめたさを感じるほどです。


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