書斎プチ改造(3)
2013-03-17


部屋の雰囲気は、照明によってガラッと変わると聞き、新たな照明器具を置こうと思いました。今まで暗がりになっていた一角に光を届ける、何か新たなデバイスがないか?いろいろ考えた末に、凝った照明はやめにして、素朴な電球をポツンと点すことにしました。

電球というのは、私の中ではたむらしげる氏の世界と結びついています。
それは氏が創造した幻影の世界「ファンタスマゴリア」に、巨大な電球が登場するのを見たせいでしょう。

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(DVD版「a piece of PHANTASMAGORIA」パッケージ)

そこは4500年前の古代遺跡。砂に半ば埋もれた巨大なガラスの球体は、時々まばゆく発光するものの、何のために作られたかは解明されていない…という設定でした。

私はガラスドームが無性に好きなんですが、素通しの電球もそれと同じで、覗き込むと何かそこだけが独立した異世界のようで、不思議な気分になります。
そういえば、以前ご紹介した、コマツシンヤさんの『睡沌氣候(スイトンキコウ)』にも、ファンタジックな電球祭りの宵を描いた「でんじんさま」という作品が収録されていました。電球は一部の人の空想をいたく刺激する存在のようです。

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(コマツシンヤ作「でんじんさま」より)

そんなわけで、時代には逆行しますが、白熱電球を買いに出かけ、たまたま見つけた復刻版エジソン電球というのを連れて帰りました。

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(ガラスの中の別天地)

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(フィラメントの知恵の輪)

   ★

この電球を部屋の隅に立てて、スイッチをひねれば…

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さっと温かな光があふれ、部屋に不思議な表情を与えてくれます。

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【おまけ】

我が家のタイプライターは基本的にディスプレイ用ですが、一応完動品と聞いたので、試しに打ってみました。

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