魅惑のペーパー・オーラリー
2011-05-08


さて、シリーズの合間に、また番外編をはさみます。

今日はプラスチックではなく、紙製オーラリーの紹介です。
残念ながら、この品は自分の手元にないのですが、前から気になっていたので、このタイミングで載せることにします。

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どうですか、このデザイン。素材は厚紙ですが、なかなか重厚な雰囲気です。
惑星は木球で、組立キットに入っているのは無地なので、自分でペイントする必要(or 楽しみ)があります。メカに関しては、さすがに「歯車」は無理なので、ゴム紐で滑車を回す仕組みを採用しています。中央の太陽がちゃんとLEDで点灯するのも楽しいですね。サイズは高さ29センチ。

まあ、見かけは立派でも、やっぱり紙は紙なので、どれだけ耐久性があるかは分かりませんが、でもこれは、「オーラリーを自分の手で作る」ところに醍醐味があるんじゃないでしょうか。「大人の科学」を愛読する、クラフト派の人にお勧めしたいです。
(メーカーの説明によると、このオーラリーの組立所要時間は20〜30時間。かなり作り甲斐がありそうです。)

肝心の商品情報ですが、製造元はSunwatch Verlag というドイツの会社。
日本に代理店があるのか不明ですが(探したけれど見つかりませんでした)、とりあえず日本に発送してくれるオンラインショップを見つけました。

■Astroshop.eu [URL]

オーラリーの商品ページはこちら[LINK]。
小売価格は31.9ユーロ(約3700円)で、紙工作としては若干高めです。
気になる送料は、いちばん安い方法を選んでんも、36.9ユーロ(約4300円)で、これ単品で注文すると全然割に合いません。ですから、他の品といっしょに送ってもらうのが良さそうです。

幸いというか、Astroshopには、他にもSunwatch Verlag の製品が並んでいるんですが、いずれもドイツ版「大人の科学」的な渋い品で、なかなかそそられます。

例えば、多面体を組み合わせたケプラーの宇宙モデルとか、アンティークデザインの星座早見盤とか、ガリレオが使った望遠鏡のレプリカとか。(最後のは本家・「大人の科学」にもありましたが、それよりも装飾性の高い仕上がりです)。

夏休みにはまだ間がありますが、のんびり紙工作を楽しみながら、冷えたビールなんていうのも、震災疲れを癒すには良いのではないでしょうか。

[天文機器]

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