銀河のガラス模型…キュービック編(6)
2010-06-24


第3の銀河模型。
これは厳密には「キューブ」ではなくて、正面から見ると9センチ角の正方形ですが、厚さは半分の4.5センチの扁平な直方体です。
 
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発売元は、カリフォルニアにあるバスシバ・スカルプチャー社。

■Bathsheba Sculpture LLC: [URL]

元データはNASAのゴダード宇宙飛行センターから提供されたものだそうです。
一昨日のクリスタル・ネビュリー(CN)社のものと同様、明瞭な棒渦巻き銀河として造形されていますが、中心部から伸びる渦状腕の角度が、ちょっと違いますね。

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中心付近拡大。ドット密度は、やはりCN社の製品には及ばないようです。
 
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ただし、こういう品は光の当て方ひとつで、写り方がかなり変わります。たとえば、同梱のリーフレットと並べて撮ってみると(↑)、同じ品なのに全然違って見えます。ですから、この点にちょっと留意して、画像をご覧ください。
 
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側面から覗くと、銀河の凸レンズ型の形状がよく分かります。
『銀河鉄道の夜』の授業のシーンで、「天の川の形はちょうどこんななのです…」と静かに語る先生の声が聞こえてくるようです。

   ★

ところで、気になるお値段は、本体価格が38ドル(送料は失念しました)。
何だか回を追うごとに、だんだん値段が下がっていきますが、それにしても38ドルは安い気がします。

しかし、安かろう悪かろうでは困るよ…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この点については、販売会社のサイトに、作者・兼・オーナーの バスシバ・グロスマンさんのコメントが載っていて、このリーズナブルな値付けは、彼女の明確なポリシーのようです。(全然関係ありませんが、グロスマンさんて何だか目つきが●いですね。この写真を自ら選んだということは…なかなか興味深い女性です。)

「私のビジネスモデルは草の根主義です。私は限定版を作ろうとは思いません。私はコストが許す限り、安い値段を付けるようにしています。私のビジネスは、ギャラリー主体のアート販売よりも、むしろ出版事業に似ています。多くの人が読んだからといって本の価値が下がるなんて、誰も思わないでしょう。それどころか、広く普及すればするほど、いっそう本の価値は上がるはずです。」

   ★

彼女はアーティストとして、wikipediaにも項目立てされています(

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