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博物学からヴンダー系の話題が続いていますが、今日は「世界のヴンダーショップ」第7弾 (これまでの6店舗については、付記を参照)。
今回はイタリアのトリノにあるお店、「ノーチラス」です。
■Nautilus : Antique Scientific Instruments & Old Oddities
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これまでアメリカ、オーストラリア、フランス、日本と、さまざまなヴンダーショップを見てきましたが、今回はイタリア。もう“イタリア”と聞くだけで、濃艶・華麗・凄惨…そんな文字が脳裏をかすめます。何だか「濃い」感じです。サイトデザインからして、赤と黒を基調としたまがまがしい表情。
メニューから「Shop」に入ると、店内を撮影した画像がずらっとあって、店の雰囲気がよくわかります。まさに店舗の体裁をとったヴンダーカンマーそのもの。予想にたがわず「濃い」です。
メニューの「Catologue」を見ると、その取扱品目の多さにも驚きます。ふつうの理系骨董(アンティーク顕微鏡とか)も置いてありますが、それ以上に医療・解剖系の充実ぶりが素晴らしく、各種の剥製もバンバン扱っています。「Old Oddities」を看板に掲げているだけあって、いわゆる理系骨董の範疇に収まらない珍物(奇怪な人形など)も多いようです。
私はイタリアに行ったことがないので、全てイメージだけで書いていますが、“とば口”のトリノですら、このありさまですから、ヴェネチア、フィレンツェ、ローマと、さらにイタリアの懐深く踏み込んだら、いったいどんな店が待ちかまえているのか…想像するだに恐ろしいことです。
【付記:世界のヴンダーショップ、過去記事一覧】
(1)Evolution(アメリカ)
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(2)Wunderkammer(オーストラリア)
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(3)Librairie Alain Brieux(フランス)
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(4)Claude Nature(フランス)
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(5)The Bone Room(アメリカ)
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(6)Landschapboek(日本)
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