『星の世界をゆく』…星景画の時代(その3)
2008-12-07


禺画像]
一昨日の記事の続き。こちらが『天空』所収の元絵です。

■Amedee Guillemin,
 LE CIEL.
 L. Hachette(Paris), 1877(第5版)

撮影条件が違うとはいえ、両者の色合いの違いは、ディスプレイ上でも歴然としています。
ギユマンの方は、空も大地も澄みきった鮮やかな色味で、すっきり爽やかな印象。
先入観を持って見るせいか、風景も何となくフランスっぽく見えます。
(ピレネーとかフランス・アルプス辺りの光景?)

  ★

ところで、かすてんさんからコメント欄でお知らせいただいた情報によると、来年のしし座流星群は、かなり期待できそうだとか。11月17日が今から楽しみです。

それにしても、前回の当たり年、2001年からもう7年も経つんですね。

       ブッシュ政権、小泉政権の成立。
      9.11同時多発テロ。
     Windows XP発売。
   千と千尋の神隠し。

つい先日のような気もするし、もっと昔のような気もします。

この間、地球は太陽の周りをクルクルと7回まわり、太陽系はヘルクレス座の方向に66億キロばかりにじり寄り、銀河系は1300億キロ腕をぶん回しました。多くの人が生まれ、多くの人が逝った7年間。

あの日、あの空間に帰ることは2度とできませんが…できませんが………
どうも、結びの文句がうまく思い浮かびませんが、歌に託せば↓のような気持ちです。
 [URL]
[天文古書]
[流星・隕石]
[版画・エフェメラ・切手など]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット