「日食:太陽と月の求愛」…クラシックな天文映画
2006-08-18


禺画像]
★原題
 The Eclipse: The Courtship of the Sun and Moon
 (L'Eclipse du Soleil en Pleine Lune)
★製作
 Georges Melies(1907年、Paris ; New York) 

今回はメーリングリストで知った情報の受け売りです。

Google Video というサービスが海の向こうではベータ版で始まっているらしく、いろいろ興味深い映像がダウンロードできるようです。

上記はその中にあったコミカルな天文映画。
[URL]

時代考証はメチャクチャですが、とにかく「昔」の天文学者が主人公です。
きょうは日食の日。自宅で弟子たちに講義をしているうちに、はや日食の始まる刻限に。彼は急いで階上の天文台に駆け上がり、大仰な望遠鏡で観測を始めます。「太陽と月の結婚」として表現される日食と、その結果生まれたらしい惑星と流星たちが登場し、最後は興奮した天文学者が窓から落ちて大騒動…というドタバタシーンで終わります。

他愛ないといえば他愛ない映像ですが、100年前に天文をテーマに映画を撮ったらこうなった、という実例として貴重です。

以前から「浮世離れした天文学者」のカリカチュアーの歴史がちょっと気になっていて、その点でも興味を覚えました。
[太陽・日食]
[天文趣味史]
[すてきなページ(リンク)]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット