彗星が見た夢

コメント(全2件)
1〓2件を表示

S.U ― 2016-11-23 08:15
「トランプ現象」に関して、今朝のNHKラジオで解説氏が、アメリカではラストベルトに代表される零落しつつある白人中堅層がマイノリティ(ここでは移民やLGBTなどを指すのでしょう)に対して一種の対抗行動を行っているというというような見方をしていました。「斜め聞き」だったので正確に意図を聞き取ってはいないと思いますが、「マイノリティ vs サイレントマジョリティ」の対立が起こり始めているということだと思います。マイノリティは良くも悪くも近年スポットが当たるようになったが(どちらかというとこちらが話の主題だったようです)、マジョリティのほうは徹頭徹尾日が当たらず、ものを言う機会もないということなのかもしれません。
 ことさら対立を煽るのではなく、まず、多数の人の願いに沿った政策、多くの人の暮らしを支える政策を穏便に進める、という当たり前のことが当たり前の故にできなくなっている、そういう時代が現代ではないかと思いました。そして、その当たり前のことが当たり前にできなくになると今後どうなるのか・・・ なかなか想像しづらいものがあります。

 江戸時代の「一揆」の大きなやつというと、島原の乱と大塩平八郎の乱が有名ですが、これらはちょうど200年を開けて起こったというのを最近知りました。江戸時代は、結局、島原の乱を抑えて長期政権についたが大塩の乱は抑えられなかった、と総括されるのかも知れません。大塩の乱から200年後の2038年頃から次のハレー彗星回帰くらいまでには日本で何らかのカタがつくのではないでしょうか。
玉青 ― 2016-11-23 12:01
まさに激動(あるいはプレ激動)の時代ですね。

歴史を振り返ると、人間の作る政体は、どんなにうまく制度設計しても、だいたい200年ぐらいで制度疲労を起こしますね。そこに中興の祖が現れて、大胆な変革を施すと、そこから息を吹き返して、さらに200年ぐらい延命する場合もありますが、どうもそのあたりが限界のようです(ローマ帝国も、中国の諸王朝もそうでした)。これは、たぶん人間という種に内在した要因があるのでしょう。

日本も明治150年を前に、だいぶ草臥れてきた感があります。
お隣の中国も、現在の共産党一党独裁体制は、かなり諸矛盾が蓄積しているので、200年はとてももたず、100年目を迎えた今世紀半ばぐらいに大きな変革があるかもしれませんね。

ともあれ、今度ハレー彗星が巡ってくるときには、1986年とは大いに様変わりした地上の景色を目にすることでしょう。はたしてハレー彗星が凶星となるか、吉星となるか、それは見る人の立場によっても変わるでしょうが、ぜひ後者であることを祈りたいです。

記事に戻る

コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット