夜中に光を放つもの(後編)

コメント(全4件)
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S.U ― 2015-01-31 09:17
あぁ、放射線のソースだったのですね。
私は、また賢治先生の動物の王者が持つと云う「貝の火」かと思いました。

>当時はだれも、個々の原子の作用が見えているとは考えず、ましてや原子がひとつずつ数えられるなどとは夢にも思っていなかった

 このスピンサリスコープが20世紀になってから発明されたものだとしますと、少なくともキュリー夫妻やラザフォードは、すでに放射線が原子1個1個から放出されていると思ってたでしょうから、このエイブおじさんの言はちょっと誇張だと思います(常人はその通りだったでしょうが)。確定的なことはよくわかりません。

 トリウムからのアルファ線の演示実験は、近年では霧箱が人気ですが、冷却する必要があるのが面倒な点です。ご紹介の品は低温も電源もいらないので手軽ですね。
玉青 ― 2015-01-31 14:02
いつでもどこでも、寝床の中でも原子力、というわけです。(笑)
しかし真面目な話、原子の光も「貝の火」のように、おごり高ぶらずに遇さねばなりませんね。すでに一点の白濁が生じているので、かなり危ういところに来ている感じがします。

ときに例の件をドンと記事にしました。
ご迷惑かとは思いましたが、少々景気づけが欲しかったものですから…
その他の件については、また改めてメールでご連絡いたします。
S.U ― 2015-01-31 21:11
>原子の光も「貝の火」のように 
 確かに原子の光は「貝の火」に通ずるところがありますね。「ホモイ」は人間のことを指すという話もありましたので、人類全体への警告という解釈も可能かもしれません。

 この原子の光は、1個1個が人間の視力でかろうじて見えるのですね。考えてみると、これはエイブおじさんが言っているのと別の意味でもすごいことかもしれません。つまり、原子核1個から自然に放出されるエネルギーは人間の手のひらに載る程度のレンズと人間の目玉の性能でちょうど見える程度、つまり、人間の意識による最低のエネルギー識別能力に相当するということと考えられます(蛍光板は、アルファ粒子の運動エネルギーを電気的衝撃→光と変換しているだけでエネルギーは加えていません。人間の網膜がまた光→電気刺激と逆変換しています)。これも因縁めいたものを感じます。
玉青 ― 2015-02-01 11:18
なるほど、原子などという、ある意味人間とは別の世界の住民と、こういう素朴な装置で直接「コミュニケーション」が取れるというのは、確かにすごいことですね。
この事実を以て、“人間も「宇宙意志」とじかに対話できるはずだ!”と勢いづくチャネラーも現れかねません。

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