月がとっても青いから

コメント(全9件)
6〓9件を表示
次>>
玉青 ― 2010-12-11 20:54
あ、そういえば、たしかにそうですね。
私は太秦系の時代劇をあまり見ないせいか、「青フィルター=月夜」のエフェクトに、むしろアメリカっぽさを感じます。というのも、昔、アメリカのTVドラマを見ていたら、明らかに昼間の映像なのに、ちょっと青フィルターをかけただけで、強引に“これは夜なんだよ!”というシーンがあって、その強引さに唖然とした記憶があるからです。でも、慣れてくると確かに夜に見えるから不思議です。

「青い光で照らされれば夜」というのは、「舞台上の黒子は見えない」というのと同じく、一種の約束事なのでしょうが、約束事というのはいったん受け入れてしまうと、外界の認識の仕方にまで影響を及ぼしますね。
S.U ― 2010-12-12 08:51
>「青い光で照らされれば夜」
 この約束事が天然色映画以前の舞台演劇にまで遡れれば、と思ったのですが、電灯(とゼラチンペーパー)の発明以前に青い照明が可能だったとは思えないので、結局、遡れていません。(ガス灯を調節して青い照明を得られるなら、もう少し遡れるかもしれません) この約束事は比較的最近のもので、演劇の長い歴史のほとんどの間は月夜の情景も蝋燭のオレンジ色の光の中で演じられたのではないかと思います。
玉青 ― 2010-12-12 20:12
頂戴したコメントに触発されて、今日は岡本綺堂やら何やらの、昔の芝居に関する本をゆっくりと読み返していました。結局照明の一件は分からずじまいでしたが;;しばし明治情緒を味わって、心がずいぶんと穏やかになった気がします。
そういえば、討ち入りは明後日でしたね。
S.U ― 2010-12-13 21:05
確かに、夜といえば冷たい青色の舞台よりも、蝋燭の暖かい色ばかりのほうが心が和んでこれぞ「古き良き時代」といえそうです。
次>>

記事に戻る

コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット